2002年3月のお便り
3月のお便り -渡り鳥迷い鳥編ー
言った言わないの水掛け論の国会中継が、オリンピックより注目されて、何とも天下泰平ですなァ。
さて。山が近く、隣家に池があるせいか、当店の店先には、野鳥も訪れる。山で見ると紅い宝石のように美しい、
幻の鳥、アカショウビンだって来た。逃げたペットだと思った父は、捕虫網で捕まえちゃった。
…山に離しましたが、簡単に捕まるなよ。
2月の中旬、野鳥が一匹、店先にウロチョロしだした。左足の平がないせいか、警戒心がない。父がお米やリンゴやミカンを置いといた。
図鑑によると、ハクセキレイで、生きた虫などを食べる鳥だから、そんなもん喰うわけないと思ってたら、結構食べている。
私も鶏を豚の挽肉をやってみたら、特に豚挽肉を喜んでいました。
お客さんやスタッフは鳥を踏んづけはしまいかと気を使い、私も自動車や猫が心配の毎日でした。
鳥もいくらか太って元気になったなと思っていたら、突然来なくなった。
皆は猫に取られたかもしてないと言うが、きっと力がついたので、北へ旅立ったんだに。
だって、いなくなる前日の夕方、向かいの屋根から名残り惜しそうに、肉屋の店先を見とったんだに。
肉の鈴木屋 若旦那
投稿日: カテゴリ: 若旦那のお便り タグ: 投稿者: 肉屋の女房