お肉のよもやま話「マザーチキンの薩摩汁」 | 【ジンギスカンと天然ジビエ/肉のスズキヤ】

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お肉のよもやま話「マザーチキンの薩摩汁」

恒例のお肉のよもやま話で、「マザーチキンの薩摩汁」を掲載していただきました。

いつも、ありがとうございます。

冬場のみそ味、おいものホロ甘さにほっこりしますね。

お味噌の風味に、気持ちもなんだか安心、あったまって元気が出ます。

そこに、母なる奥深い味わいの出汁がよく出るマザーチキン。

相性抜群です、この時期にぜひ一度ご賞味いただいてはいかがでしょうか。

 

味わい深いといえば、炊き込みご飯にも向いています。

親鶏ならではの、旨味と共にコリっと食感も楽しめます。

実食してくださったリポートさんおすすめの炊き込みご飯も

よろしければお試しください。
マザーチキン

https://www.jingisu.com/fs/suzukiya/chicken/2018

マザーチキンみそ味も開発中!!お楽しみに!

よもやま話の元となった若旦那さんの薩摩汁話。

よろしかったらご覧くださいませ。▼

【薩摩汁】

■日本人の食事に欠かせない「味噌汁」。

入れる具や味噌も地域によって独特のものがあって、

味も辛味や甘味を足したものもありで「郷土汁」と呼ばれます。

各地域の特産物や調味料で作られとって、お祝いお祭り、人生の節目の行事でふるまわれたり、

普段の暮らしの中で、日常的に食べられたり。

野菜、魚介類、お肉はもちろん、団子や麺を入れちゃうところも。

なかなかに奥が深いし、よく考えられた「完全栄養食」だと思う。

 

■料理研究家・土井善晴さんが

「一汁一菜でよいという提案」という本を出されて、話題になったけれど、

一汁一菜=「ご飯+具沢山の味噌汁」でええんやで、と言ってくれてます。

ごはんとみそ汁だけなんて言ったら、手抜きと思われるかもだけど、

一汁一菜は決して手抜きでなくて、素材の持ち味を引き出すにはシンプルな料理がいちばんで、

「家庭料理」は手をかけないことがおいしさにつながるんだって。

 毎日忙しい女房殿も、オラの隣でそうだそうだと言ってます。

 

■今秋長男の小学校で「サツマイモ」がたくさんとれたので、収穫祭をすることになり、

 「薩摩汁」をつくってふるまうことになった。

 薩摩汁は、鶏肉や豚肉などを使う、肉入りの味噌汁で鹿児島県の郷土料理で鹿児島汁とも言う。

 江戸時代の薩摩藩では藩士の士気高揚のため、薩摩鶏による闘鶏が盛んで、

親鶏の骨付き肉と大根、里芋、牛蒡、葱といった季節の野菜と煮て味噌汁にしたのが最初。

その後、肉は、豚や兎、羊肉でもよいとされてきたようで、

 豚汁のルーツにあたるとも言われる具沢山ごちそう汁なんだに。

 遠山氏の菩提寺龍淵寺には、西郷隆盛の従弟西郷直次郎の墓地もあって、

遠山郷で「薩摩汁」なんて意外かもだが、実は縁もある郷土汁なんだぞぉ。

 

■肉屋としては、やはり、薩摩汁のような肉入りの「郷土肉汁」をぜひおすすめしたいに。

 鶏モモ肉や、豚バラ肉を使うのが、手軽でおいしいと思うけど、

たまには、骨付き肉や、親鶏をつかってみるのもいいですに。

「肉入り根菜具沢山系の食べ応えのある汁もの」は、パワフルな完全栄養食。

いろんな組み合わせを楽しんじゃってくろえ。

■ところで、相撲取りが日常的に食べるちゃんこ汁(ちゃんこ鍋)も郷土汁のひとつと言っていいと思う。

栄養バランス抜群だもんで「煎餅を食うならちゃんこを食べろ」と言われるし、

新弟子は、おいしいちゃんこが作れるようになって初めて一人前。

 稽古を十分に積み、体も心も一人前の力士らしくなることを相撲用語で、

「ちゃんこの味が染みてきた」というんだって。

 

■ちゃんこ鍋の「ちゃん」は「親父」の意味もあるらしい。

オラも還暦だで、女房殿に作ってもらってばっかおらっこ、親父の汁物の味を確立せにゃあだなー。

投稿日:   カテゴリ: ▽ブログ  タグ:   投稿者: 鹿之助

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