3月のよもやま話の掲載 今回のテーマは、「スジこん」
遅ればせながら、3月のよもやま話の掲載記事を紹介します。
今回のテーマは、「スジこん」。
いつも、ありがとうございます。
牛すじの旨味たっぷりのスジに、こんにゃくにはその旨味が染みて
またおいしい!さけのあてにもおすすめです。
肉屋としていただくおいのちを余すところなく、感謝をして頂戴しています。
だから、スジも種類豊富に揃っています。
そしてリーズナブルなのに、旨味凝縮でファンの多い商品でもあるので、よかったらお試しくださいませ。
https://www.jingisu.com/c/makanai
わかだんなさんのスジこん話。こちらからお楽しみくださいませ。
すじコン
■オラは肉屋のなかでも相当「スジ」金入りで(笑)お肉のスジが好き。
「牛すじ」「豚すじ」「鶏すじ」「鹿すじ」「猪すじ」「羊すじ」とスジも種類がいっぱいで
地域的にもスジ好き地域だと思うけど、オラの店のスジ肉ラインナップは最強かもしれん。
関西はもちろん、一般的というか、全国的にも牛すじはポピュラーだ。
オラんとこのように、豚スジとかいろんなスジ肉を好むのもまだまだ珍しいほうかな。
■明治時代に牛肉文化が根付いた関西では、おでんにも牛すじを入れるし、
関西最強のスローフード「すじこん」がある。
「すじコン」は「牛すじ肉とこんにゃくの煮込み」のことで、
牛すじ肉とこんにゃくを、醤油・砂糖・みりんで甘辛く煮込んだ料理。
関西では昔から親しまれている料理で、小鉢に入ったすじこんを肴にお酒を楽しむ姿がよく見られる。
でも「すじこん」は大人だけのものでなく、子どもも大好きな「おかず」。庶民のお総菜。
お好み焼き屋さんではすじこん入りのお好み焼き・ネギ焼が人気メニューだし、
うどんなどの汁物の具材にした「ぼっかけうどん」もある。
牛すじは安くておいしいから、コトコト煮込こんで「我が家の味」に腕をふるう料理でもある。
昭和初期の大阪を舞台にした小説「夫婦善哉」(織田作之助・著)の中にも、
味噌味のすじこん「どて焼き」が登場するけど、味噌煮であるどて焼きに対し、
すじこんは醤油が味付けの主。
あまり濃い味付けをすることは少ないんだに。
■あんまり知られていないかもだが、遠山郷は、長野県のこんにゃく先進地。
こんにゃく芋の自然栽培は、朝日の受ける日当たりのいい南向きの傾斜地が適地。
遠山谷は急傾斜地が多くて水田に適さないから、こんにゃく栽培にはうってつけの土地。
麦との二毛作が可能だったもんで、
多角化が求められる遠山谷の農家にとっては最高の換金作物だった。
明治10年代にはすでに商人達が遠山にこんにゃく玉を買い付けに来ていたみたい。
戦後、当時県下唯一のこんにゃく産地として残されていた遠山では一大こんにゃくブームが起こった。
いま、南信州のスーパー・小売店さんに
「遠山郷の手造りこんにゃく」がけっこう置いてあると思うけど、
生産者の小林蒟蒻店の社長さんはオラの同級生。
ぜひ遠山こんにゃくを買ってもらってオラんとこのスジ肉と一緒に「すじコン」を作ってみてほしいにー。
■オラの店じゃ、わりあい、スジ肉とかをつかったまかないを作るんだけど、
スタッフの衆も、だいぶ、スジやカワ、骨の旨味にはまってきたようで、
今度、スタッフの衆で「第1回社内スジ肉コンテスト」=「スジコン」を開催するようだ。
スジガネ入りのオラが審査員だで厳しめ採点だけど、
初代グランプリ、ミス?ミセス?ミスター?スジコンの衆にゃあ、
スズキヤスジ肉全商品セットでもプレゼントするかなー。
アイデアレシピいっぱい出揃った社内スジこんコンテストの模様はこちら▼
https://www.jingisu.com/topix/21959.html
お好みのレシピを、お好みスジ肉でお試しくださいませ。