週刊いな・よもやま話を掲載「親鶏・マザーチキン」2021.11
恒例の週刊いな・よもやま話を掲載していただきました。
いつも、ありがとうございます。
今回は、寒い時期に煮込みでも、焼きでも重宝!
味わい深~いマザーチキン!
料理で再発見!若旦那さんの親鶏のお話。
親鶏
■鶏肉はかつて歯ごたえがあったってこと、覚えている人どのくらいおるんズラ?
現在は、鶏肉というと若鶏で、一番安いお肉の代表格。
しかも、鶏肉だからやわらかいっていうイメージ。
でも、昔の鶏肉っていえば、雄鳥や採卵し終わった鶏だから、歯ごたえがあって噛むと風味は抜群。
旨味も濃くて、馬や兎や羊よりも高価で、今の鶏肉とは別世界のお肉だったんだに。
知っている人にはなつかしく、知らない人にとっては、驚きの歯ごたえ。
「かしわ」とか「ヒネ鶏」とも言うなあ。親鶏は昔ながらの鶏肉。元祖鶏肉なんだに。
■親鶏を好む食文化は全国各地にある。
この間、テレビを見とったら、岡山のひるぜん焼きそばを紹介しとった。
岡山の蒜山っちゅー地域の焼きそばは、旨味濃厚コリコリ「親鶏」を使うのが特徴。
B級グルメにもなっとって、朝に食べる「あさぜん」焼きそば、
夜に食べる「よるぜん」焼きそばなんてのもあって、地域で盛り上げとる感じだったに。
ほかにも、四国高松の「骨付鶏」、兵庫姫路の「ひねぽん」、宮崎の「鶏の炭火焼」、
山形の「肉そば」、、、、もっとあると思うけど、みんな、親鳥を使う。
福井県の焼き鳥やの名門「秋吉」じゃ、「純けい」っていう親鳥の焼き鳥がメインで、
福井県の県民食なんだって。
しっかりとした歯ごたえ、コリコリとした食感で、噛めば噛むほどあふれ出る旨味。
どの地域にも「親鳥じゃなきゃ」って、思ってる衆が根強くおるんだと思う。
ひるぜんそば・うどんもお試しを。
■遠山ジンギスの中でもファンの多い「とりじん」。
若鶏を使ったやわらかでジューシーな食感が人気なんだけど、もともとは親鶏がスタートだった。
60年以上前、羊の味付け肉「遠山ジンギス」を売り出して一年位したら、
「鶏肉にも味付けしてくろ」っていう要望が多くなったんだけど、もちろんそれは親鶏。
実際、旨かったもんで定番化。誰彼となく「とりじん」って呼ぶようになって、
そのまま商品名になりました。お客様の要望でとりじんは誕生したんだに。
■遠山郷では、筍などの煮物や蕎麦のダシには「親鶏じゃないと味が出ない」っちゅー人も多い。
スズキヤでは親鶏の味が忘れられない方のために、今でも親鶏を扱っています。
味付け親鶏「マザーチキン」はとりじんの原点の味として、主力が若鶏になってからも、
ずーっと作り続けておって、根強いファンがずーっといて下さいます。
■若鶏と親鶏の味わいは、はっきり違うから、食べ比べはすごくいいに。
鶏肉と卵の「親子丼」もいいけど、とりじんとマザーチキンの「親子ジンギス」もありかも!
考えてみれば、ラムとマトン、イクラとサケ…いろんな親子関係のお料理ができちゃいそう。
親子の関係はいつの世も様々だが、丼っちゅー舞台で一緒にいい味を出している「親子丼」は
大したもんだ。
オラは創業者の父とは、丁々発止だったが、坊主とはどうなるか。乞うご期待だに。
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マザーチキン
https://www.jingisu.com/fs/suzukiya/chicken/2018
味噌味も!
https://www.jingisu.com/fs/suzukiya/chicken/2080
ジンギス親子丼もいいですね!!
マザーチキン(親鶏)に、とりじん(若鶏)でジンギス親子丼で
お腹を満たすのはいかがでしょうか。
その他、アヒージョ、
チーズタッカルビ・・・
中華のチンジャオロースにもマザーチキンは重宝します。
ぜひ、お試しくださいませ。
この時期のとり商品の人気といえば、モツ煮ができる
鶏モツジンギスもおすすめです。
https://www.jingisu.com/c/chicken/2020
こちらもお試しくださいませ。
美味しいお肉に感謝をして、明日への活力へとしていきたいと思いました。
お客様にもそうであっていただけますように。
スズキヤのお肉で食卓と共に心にも潤いを!
としていただけましたら幸いです。