「お肉のよもやま話」2022.2.24 今回のテーマは麻婆豆腐
いつも、ありがとうございます!!
ぜひ、一度お試しいただき、ほっこりしてもらえたらと思います。
■日本人に最も身近な中華料理の一つ「麻婆豆腐」。
日本人が大好きな料理で味になじみがあるもんね。
麻婆豆腐のルーツはおおよそ一世紀前の「羊肉豆腐」と言う名の四川料理、
実は最初の麻婆豆腐は羊肉を使用していたといわれとるんだに。
羊肉のもつ歯ざわり・香り・旨味の特性から、
麻婆豆腐は羊肉が一番旨いっちゅーことも言われとる。
■生みの親は、四川省の都に住んでいたチャオチャオという女性。
彼女は顔におでき(あばた。ニキビの跡)があったそうですが、とても魅力的な少女だったんだって。
17歳で結婚した彼女が移り住んだのが、都の郊外の三軒長屋。
住まいの両隣には、豆腐屋と羊肉屋があったそうです。
夫は菜種工場で働いとって、仲睦まじく暮らしていたんだけど、夫が急死。
未亡人となったチャオチャオの生計の糧となったのが、彼女が作る料理。
両隣が豆腐屋と羊肉屋で、お客さんは油かつぎの人夫たち。
■このときの豆腐料理が「麻婆豆腐」。
文字から想像すると「麻というお婆さんの考えた料理」って想像するけど、それは間違い。
「麻」はあばたという意味で、「婆」は、しっかりしたおばさんって意味。
チャオチャオは「羊肉料理」って名付けたみたいなんだけど、亡くなってからは誰ともなく
「あばたのおばさんの豆腐料理」として「麻婆豆腐」と呼ばれるようになったんだに。
■麻婆豆腐を日本で広めたのは、中華の鉄人として知られる陳建一氏の父・陳建民氏。
本場の麻婆豆腐はとても辛い。
日本人の口に馴染むように工夫に工夫を重ねて「ニホンの麻婆豆腐」を作ったんだって。
オラのとこの遠山ジンギスも大陸の人に教わった味を、改良して出来あがったもんで、
その味が生み出された背景に、とても共感を覚えるに。
■豆腐は、ビタミンEが豊富な油を使って料理をすると、抗酸化作用が高まるそうだ。
唐辛子や長ねぎ、しょうが、にんにくなども、体に良くて、効率よく薬味を食べられる。
麻婆は、数種の薬味と豆板醤の相乗効果で、体が温まり血行が改善し、
スタミナも回復しちゃうパワーフードなんだなー。
ほいだもんで、体にもいいし、おいしい「麻マー」っていう
そのしびれるような辛さを楽しむ活動を「マー活」っちゅーんだって。
■ところで、オラの父親は、マサヨシっちゅーもんで、「マーにい」って呼ばれておった。
山で働く衆に喜ばれた「羊肉料理=遠山ジンギス」を作った男だけど、
遠山ジンギスも、「マー婆」豆腐風に命名すると「マー爺」焼肉、だな。
麻婆さんは亡くなっても、その味は時代を越えてみんなに愛され、たくさんの人を元気にしとる。
「マー爺」が作った味も、そんなふうになるよう、オラはその味を守っていかんとだと思ってますに。
*————————————————–*
そんな若旦那さん、猪ミンチの麻婆豆腐に好みだそうです!
そして、鹿肉麻婆豆腐はお志保さんが好みだそうです。
楽しまれるのはいかがでしょうか。
お試しくださいませ。
猪ミンチ
入社当時、「マーにい、おるかな。」
と馴染みの方からの電話に、まだ「マーにい」=会長さんと分かっていなくて、
さて、誰を呼んだらいいかなと思いつつ、そのまま呼んでしまえと、
社内放送で、「マーにいさんにお電話です。お願いします。」と
言ったのを思い出しました。
後から、ベテランさんが「マーにいって、会長さんのことだでね(笑)」と
教えてもらって赤面しました。今となっては笑い話ですが…
「いつも、ご苦労さん」と声をかけてくれていました。
気持ちは焦らず行きたいですね!
投稿日: カテゴリ: ▼お知らせ, 羊肉レシピ(マトンラム), メディア掲載 告知, ▽ブログ, いろんなお知らせ, ▽レシピ, 珍しいお肉のレシピ(ヤギ・ウサギ・キジ・ウズラ・合鴨) タグ: よもやま話 投稿者: 鹿之助