「お肉のよもやま話」料理で再発見!お肉の魅力、おいしい秘密 2022年6月号
いつも、ありがとうございます!!
―「しゃぶしゃぶ」って不思議な名前の料理―
すごく定着しているから、疑問にも思わなかったけど、焼肉のことを「やきやき」、お鍋のことを「ぐつぐつ」なんて言わんもんね。
もう、代表的な日本料理って言ってもいいしゃぶしゃぶの起源については、いくつかの説があるようだけど、羊の肉をしゃぶしゃぶして食べる「涮羊肉(シュワンヤンロウ)」っちゅー、北京の火鍋料理が最も有力な説みたいだに。
戦時中に軍医として北京におった吉田璋也っちゅー人が京都の料亭のご主人に伝えたんだって。
で、研究を重ねて、羊肉を牛肉に変えて、日本人の口に合うゴマダレを2年半もかけて考えて、最初は「牛肉の水炊き」として店に出したそうな。
吉田さんも、故郷の鳥取に戻って、割烹店を開店して、「すすぎ鍋」ってのを提供したとか。
これが今のしゃぶしゃぶとして日本全国に広がってったんだって。
「しゃぶしゃぶ」って命名したのは、大阪のスエヒロっちゅー店の店主さん。
仲居さんがおしぼりをタライの中でジャブジャブと洗う様子にヒントを得たとか。
それにしても、秀逸なネーミング!
美味しさももちろんだけど、定着したのはこの名前だったのも大きいと思う。
海外でも「shabu shabu」で知られるんだって。すごいなぁ。
https://www.jingisu.com/c/youto/shabushabu
―子どもから大人まで、みんなが大好きなしゃぶしゃぶ―
牛・豚肉が主流だと思うけど、今じゃ蟹しゃぶ、海老しゃぶ…魚介類もしゃぶしゃぶ、茸しゃぶ、レタスしゃぶ、餅しゃぶ…具材のレパートリーも無限で、なんでもしゃぶしゃぶ。味だって、あっさり昆布だしで作るのが一般だけど、もうスープの味も多種多様ですごい。
オラのところは、しゃぶしゃぶの起源「ラム」「マトン」のしゃぶ肉を筆頭に、猪、鹿のジビエしゃぶ、馬、合鴨、そして普通の牛・豚、全部で7、8種のしゃぶ肉を常時用意。それぞれに肉質が違うから、しゃぶしゃぶに最適な部位を選び、最適な厚さにスライスする。調理法は同じでも、肉の旨味は圧倒的に変わってくるから、ぜひ食べ比べしてみてほしいに。
https://www.jingisu.com/c/youto/shabushabu/6124
―あの有名な坂本龍馬が好きだったしゃぶしゃぶは「軍鶏しゃぶ」?!―
シャモしゃぶ、だなんて、言いづらくて噛みそうな感じだけど。
でも、なんだか、龍馬が愛したしゃぶしゃぶとして相応しい名前な気がする。名前って大切だ。
とにもかくにも、大阪人の店主さんが、おしぼりを洗う音を「じゃぶじゃぶ」と捉えたから、「しゃぶしゃぶ」は生まれたけど、「ザバザバ」「ちゃぷちゃぷ」「びちゃびちゃ」「サラサラ」だったら、これほどまでに、全国に広まったかなあ?
まあ、オラもネーミングはこだわる方で、これまでにも「あなたに合鴨」「カレー味の華麗なるジンギス」など、数々の商品を出してきた。
女房殿やスタッフの衆には「え?」とキョトンとされとるネーミングだが、「しゃぶしゃぶ」だって当初はみんな「え?」となったはず。
だから、オラのネーミングの評価は後世の衆に委ねて、オラはオラのネーミング道を邁進するぞー!
■遠山ジビエの猪肉・鹿肉に加えて、合鴨肉を合わせたジビエしゃぶしゃぶ満喫の3点セット!
旨味がたっぷり詰まった、ジビエしゃぶしゃぶなので
さっぱりしながらもお肉の風味もお楽しみいただけます。