『家康の長寿の秘密』 遠山郷/龍渕寺・青龍寺だよりから
遠山郷にある歴史のある龍渕寺(りゅうえんじ)から出している「青龍寺だより」の3月号は「家康の長寿の秘密」について書かれていました。
中でも家康が食されていた『長寿料理』の献立に「キジ肉入りのうどん」が入っていたのは興味深かったのでご紹介します。
◆長寿料理◆7品
①三つ葉の胡麻和え
②大根や人参、大豆に蒟蒻などの煮物
③鯛の味噌漬け
④焼き味噌
⑤麦とろのご飯
⑥旬の野菜や豆腐を使った赤出汁の味噌汁
⑦雉肉入りのうどん
品数が多いこともありますが、旬の野菜や魚肉など栄養的にもよく考えられてた食事内容です。
また、その中に雉肉入りのうどんが入っているのは大変興味深い。
キジの食用の歴史は古いと言われ、貴族社会のハレの饗膳、宮中の元日の儀式にも添えられてきた伝統の食材。
高たんぱく低脂肪で、カロリーは鶏肉の半分ほどといわれています。
こちらはうどんではなくそばで作った『雉蕎麦』
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長寿で有名な家康ですが、その秘訣は将軍という高い地位にいながら、食事が質素で腹八分目を心掛けていたからだと言われているそうです。
また、今回のお便りでは『元気百菜豆一生』ということわざについてもご紹介されていました。
これは出来るだけたくさんの種類の食品を摂りましょうという教えだそうですが、
食事の大切さを改めて感じるお便りでした。
◆龍渕寺(りゅうえんじ)◆
昔、遠山を領有していた「遠山氏」一族の墓をまつる菩提寺。杉木立の中の長く急な石段や荘厳な造りが、長い歴史を感じさせます。
境内の老杉のもとに遠山氏一族の墓所があり、「盛平山 龍渕寺」と呼ばれることも。敷地内には名水「観音霊水」が湧き出ており、県外からもこのお水を汲みに来るほど。