「お肉のよもやま話」料理で再発見!お肉の魅力、おいしい秘密 2023年6月号
週刊いな「お肉のよもやま話」2023.6.22
今回は「塊肉」についてご紹介させて頂きました!
■6月は肉の日多し。
第3日曜日(父の日)はステーキの日だし、10日はローストビーフの日だし、
6月29日はあんまり知らんかもだけど「ロックな肉の日」だ。
ロックっちゅーのは、ロックンロール。rock and rollの短縮形。
カントリー音楽にリズム‐アンド‐ブルースなどを取り入れた強烈なリズムのアメリカの音楽。
オラのイメージは、エルビスプレスリー。日本だと、矢沢栄吉、忌野清志郎、内田裕也。
音楽そのものもだけど、反骨精神や自由な生き方、権力に抗う姿勢、そんな意味合いを持つ言葉がロック。
■辞書を調べると、岩とか岩石って意味だけど、意志が固い・頑固って意味。
肉屋的には、岩のような塊肉。ブロック肉。豪快な肉料理。
強い食感とパンチのきいた、インパクト大のストレートな肉、そんなイメージだに。
「塊肉」には、肉の「魂」が宿っているとオラは思う。
「塊(かたまり)」と「魂(たましい)」。漢字も妙に似通ってるし。
塊肉を食べることは、肉と人、魂と魂の交流なのだ。
溢れだす肉汁、芳ばしい焼き色と香り、みんなが興奮し、みんなが喜ぶ定番の食材と言えるわな。
■宮崎のご当地肉巻きおにぎりにも「ニックンローラー」っちゅーのがあったり、
東京で「エアーズロック」というビッグサイズのステーキを食べさせるお店があったりする。
鉄板の上に堂々と聳え立つリブロースの肉塊。その神々しさからその名がついたそうだ。
人は、食べるといわずに、登頂する、と言うらしい。
そして、オーストラリアの巨大な一枚岩「エアーズロック」はいろんな作品のロケ地にもなっているけど、
映画「世界の中心で愛を叫ぶ」のロケ地であることから、
ここで、肉を食べて、うまい!と言うことを「世界の中心で肉を叫ぶ!」と言うんだって。
■焼肉の街飯田では、2015年から焼來肉ロックフェスという音楽の祭典を催しとる。
音楽と一緒に焼肉が楽しめるイベントで、ロックであがる!肉おどる!
南信州は山の中で、世界の中心じゃないけど、お肉食べて音楽に酔いしれて、
「日本の辺境で肉を叫ぶ!」そんな熱いロックフェスなんだに。
■ウチは、多畜種を扱う肉屋だもんで、塊肉も多い。
シンプルに味わうローストがいいと思うけど、
ローストビーフ、ローストチキン、ローストポーク、ローストラム。ローストジビエや馬のローストも。
「ロースト」っちゅーのは、ブロック肉を高温の蒸し焼きにすることだけど、
難しく考えなくて大丈夫。作り方は、rock and rollな。
塊、rockをコロコロ転がしてroll、表面を焼く。
下味付けて、寝かせて、焼いて、放置。これが基本だ。
■ローストができたら、ウイスキーをロックで飲む。
香りを楽しむロックって、肉の甘味は風味を邪魔しちゃうと思われがちだが意外に合う。
オラはちょっと前までお酒に強いロックな男だったはずだが、最近はすぐ眠くなっちゃう。
ほいだがバリバリにツッパリ続けて、お肉界のいぶし銀の完全無欠のロックンローラーを目指すでねー。
ロースト羊肉用ブロック肉
■マトンモモ ブロック 400g
焼肉やケバブ、ロースト、カレー、煮込み料理や炒め物等など、
何にでも使える部位です。
エルダーロース ロースト・ステーキ用鹿肉
■鹿ロースブロック(狩猟)500g
鹿ロースは主に、フランス料理店やイタリア料理店で使われる高級部位です。
■焼來肉ロックフェス2023■
・2023年7月22日、7月23日の2日間
・飯田市野底山森林公園特設ステージ
事前にプレイガイドやチケット取扱店で「手ぶら焼き肉券」を購入すると、
会場で飯田ならではの「カシラ、マトン、黒ミノ、南信州牛」を楽しめる
「手ぶら焼き肉」を楽しめるほか、キッチンカーの出店、グッズ販売なども行うそうです。
飯田下伊那の焼肉店や精肉店が集結!美味しい焼肉とノリノリの音楽で楽しんで下さい!