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◆肉屋の本棚/Vol.30『武士のメシ』

◆肉屋の本棚/Vol.30 レシピ付き『武士のメシ』
~戦国19武将の“勝負メシ”を忠実に再現~

食文化研究家として名高い、永山久夫さんの著書。
サブタイトルに『戦国時代、『食』はひとつの武器であった』とあり、
「戦さが上手な武将は、多くの場合、食事法の達人でもある」とのこと。

戦国武将それぞれの、好きな味付けや好んでいた食事が再現され、
それが身体にどんな影響を与えるかまでが詳細に書かれています。

発売日2012/2/23 出版社/宝島社

大河ドラマでお馴染みの徳川家康は、鯛の天ぷらを食べ過ぎて
お腹を壊して亡くなった、と言う話は有名ですが、
実際にその料理が再現され、掲載されている上に、
その件についての永山さんの考察も添えられていて
とても興味深く読みました。

 

【気になるページ】P50~53 明智光秀 汁講の膳

『汁講』とは、戦国時代の味噌汁パーティーだそうで、
ホスト役の主人は汁だけを用意し、客は家からご飯を持参して、
極めて質素なスタイルで、飲み食いしながら親睦を深めていたのだとか。

どこにも仕官していなかった光秀は、お金がなく主人役を断ろうとして、
妻にそう伝えたところ、妻は自分の髪を売ってお金を作り、
どこの家よりも豪華な料理を出したという記録があるそうです。

そこで永山さんは、当時の味噌汁の一般的な具に、
豪華さを表現するために猪の肉を加えて再現されています。

 

この本では猪の代わりに、豚の三枚肉を使ったレシピを紹介していますが、
ここはぜひ、スズキヤの猪肉を使いたいところ。

 

オススメのお肉はこちら↓

■猪肉切り落とし 170g

味噌汁に猪肉、ぜひ作ってみてくださいね。

 

 

戦国時代の戦う男たちの食べとったものに興味津々。
ほんとに、食はひとつの武器だと思うに。

 

 

投稿日:   カテゴリ: 肉屋の本棚, ▽ブログ  タグ: , , , ,   投稿者: (うずらの信)uzuranoshin

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