◆肉屋の本棚/Vol.34『医食同源 世界の鍋料理』
◆肉屋の本棚/Vol.34『医食同源 世界の鍋料理』
サブタイトルは「同じ素材で和洋中を楽しむ」とあり、
本文には「ふだん食べているものが、薬になる─台所は薬局」と書かれています。
発売日1994/2/28 出版社/農山漁村文化協会
例えば『牡蠣を使った鍋』の項には
「貧血、倦怠感、身体が重い、皮膚疾患の治療補助」とあり、具体例として
牡蠣味噌鍋(日本)
鮮牡蠣煮里脊(牡蠣とカラシナの鍋─中国)
牡蠣煮込み鍋(西洋)
といったように、日本・アジアと西洋でどんな料理が作られているか、
レシピ付で掲載されています。
少し前の時代の本なので、写真より文字が多いのですが、
例えば上記の『牡蠣』の、ひとくちメモには、
「牡蠣からつくるオイスターソースには、
児童の癇癪に効き、知能の発達にも良いと言われています」
と書かれています。
その他にもさまざまな素材について、身体に良いものや
病気への対処法などが書かれていて、食への知識が増えそうです。
【気になるページ】もつを使った鍋 P71~74
この項目には、日本ではもつ鍋・牛レバー鍋、鶏レバー鍋、
中国では八仙戎月(もつ鍋)、西洋ではカジョス(もつの煮込み)を紹介しています。
カジョスは仔牛の胃を使って、玉ねぎ・ニンジンと、ニンニクをさっと炒め、
白ワインを加えて煮たところへ、玉ねぎとニンニク、トマトとローリエで作った
トマトソースを入れて1時間煮る、とあります。
オレガノやタイムなどの香辛料も使われているので、
モツがどんな味になるのか、ちょっと食べてみたい気もしますね。
スズキヤのお肉でもつ鍋なら、こちらがオススメ!
■鶏もつジンギス350g
https://www.jingisu.com/c/chicken/2020
レバーから、砂肝、鶏皮、キンカンまで入っているので、
お鍋がきっと賑やかになると思います。
ぜひ一度、お試し下さい。
モツ鍋って、ちょっと味付けが難しそう、って思われるかもですが、
ウチの味付けモツシリーズ使ってもらうと、
下味がついているので、あんまり気にせず、おいしいモツ鍋ができちゃうに。