「お肉のよもやま話」料理で再発見!お肉の魅力、おいしい秘密 2023年11月号 | 【ジンギスカンと天然ジビエ/肉のスズキヤ】

肉のスズキヤブログトップ

「お肉のよもやま話」料理で再発見!お肉の魅力、おいしい秘密 2023年11月号

週刊いな「お肉のよもやま話」2023.11.23
今回は「鹿の角」についてご紹介させて頂きました!

11月15日は狩猟解禁日。
山の肉屋は豊猟と安全を願い、「亥の月」祝いをしとります。
基本的に、猟師さんから毛皮付きのまま「一頭買い」をしてきたスズキヤ。
それは「山の恵みイコールいのち」と考えているから。
肉だけでなく、角、骨、毛皮、爪、牙などを丁寧に整え、
お分けしてきたんだに。豊かな自然環境や農林業を守り、
野生鳥獣との共存を目指すには、
いのちの全てを生かそうとする姿勢が大事だと思うとります。

山の恵みのネットショップを始めた頃、
肉よりも鹿の角ばかり売れていて、
オラは「肉屋じゃなくて角屋だな」と思ったりした。
当時の用途は刀掛け、剥製などが多かったんだけど、
今ではアクセサリー、漢方薬、カツオの1本釣りの疑似餌など、
多岐に渡っとります。

来年は「龍年」だけど、龍の角は、
実は鹿の角の特徴を持つと言われとります。
弥生時代から豊穣の象徴であり、諏訪大社をはじめ、
多くの神社で神の使いとされとった。

戦国時代の武将の酒井忠勝、本田忠勝らも、
かぶとに鹿の角を付けていたみたい。
風雲雷雨を司る鹿に武運を願ったんだろうな。

オラは今年、兎の肉が縁で、徳川家康が生まれた
岡崎城内の「龍神神社」を参拝させてもらった。
この時知ったのは、家康は龍と鹿とも縁があるっちゅーこと。
築城時に龍神が現れ、城の井戸から水を噴出させて
天に昇ってったもんで、「龍ケ城」「龍の井」とそれぞれ称したという。

ほかにも、家康誕生の折には金色の龍が
現れたちゅー言い伝えがあるに。

さらに「三鹿の渡し」伝説もあって、桶狭間の敗走時、
3頭の鹿が家康を乗せて矢作川を渡河したんだと。

鹿の角を握ってみると、ずっしりとした重さ、力強さを感じる。
そもそも「角」ってのは、特別な力があるとされる。「角力」と書いて
「すもう」と読むし、鬼にだって角がある。とにかく「角」っちゅーのは、強いんな。

ほいだが、オラは女房殿の角が一番おっかない。
あんまり伸びんよう気を付けて、無事に新年を迎えたいに。
(次回は12月21日掲載予定)

投稿日:   カテゴリ: メディア掲載 告知, ▽ブログ  タグ:   投稿者: 鶏平

「お肉のよもやま話」料理で再発見!お肉の魅力、おいしい秘密 2023年11月号 | 【ジンギスカンと天然ジビエ/肉のスズキヤ】 ニンニクと信州味噌を隠し味とした秘伝のタレを揉み込んで作るジンギスカン【遠山ジンギス】の肉のスズキヤです

Copyright©【ジンギスカンと天然ジビエ/肉のスズキヤ】,2023 All Rights Reserved.