「お肉のよもやま話」料理で再発見!お肉の魅力、おいしい秘密 2024年7月号
週刊いな「お肉のよもやま話」2024.7.25
今回は「ジン=味付け肉」ついてご紹介させて頂きました!
なんだか、シン・〇〇という題名をよくみる。
発案者はアニメ映画監督の庵野秀明さん。
「シン・ゴジラ」「シン・エヴァンゲリオン」「シン ウルトラマン」「シン 仮面ライダー」…。
次々ヒットしてた感じで、なんだか「シン〇〇」が妙に定着。
「新・真・進・震・神」の漢字の意味が重ねられているそうだ。
日本語の接頭辞の仲間に加わったのが「シン」なんだな。
そういやあ、接頭辞にゃ、THEザとかNEOネオとか、そんな感じのあったなー。
映画以外にも「シン・ニホン」っていう本とかもあったな。
激しい変化の時代を象徴しとるし、「これまでとは大きく考え方を変えるのだー!」
「オラたちが思っとったもんとは圧倒的に違っちゃったのだー!」といったような、
大きな大きな転換を意味するような使い方が多い気がするに。
「シン・百貨店」「シン・ヒットの法則」「シン・富裕層」、
「シン・総合商社」なんて使い方もするし、
「シン・チキンカツ」「シン・乳酸菌」なんて、商標登録もされとるみたい。
食品とかでもあって、「シン・ポテト」っていうポテトチップスも見かけた。
「シン・サラダ」「シン・キンピラゴボウ」なんてのもあって、
オラはのけぞっちゃったぞお。
オラは、こりゃあ、「ジン」は、もっと頑張らねばと俄然闘志が出てきた。
オラが推すのは「シン・〇〇」じゃなくて「〇〇ジン」。
ウチで味付け肉ジンギスシリーズを始めたころ、ジンギスってなに?
ぶたジン、とりジン、鹿ジン、猪ジン…なんて
意味がわからんって感じだったけど、
いまは、みんなが「〇〇ジン」っちゅーのは、
味をつけたお肉、って認識してくれとる感じだ。
ウチの〇〇ジンは、おそらく100種類はあると思う。
「シン・〇〇」に対抗するにゃ、いろんな場面や
シュチュエーションを楽しんでもらう工夫がまずひとつ。
季節で楽しむ、春ジン・夏ジン・秋ジン・冬ジン。
そして、1日のうち何度も楽しむ「朝ジン」「昼ジン」「夜ジン」。
お食い初めみたいに、はじめて食べるジンギスを
「初ジン(初陣)」ってするとか。
あと、ちょっと変則技だけど、お酒のジンと肉を楽しむのを
「ジンと肉(ジントニック)」ってするとか。
一汁一菜ならぬ「一ジン一菜」を提案するとか。
縁起のいいお肉をチョイスして「七福ジン(神)」ってするとか。
楽しみ方は、無限な気がする。
それから、いろんな食材との組み合わせ、
味のコラボレーション、調理方法の工夫だな。
「塩ジン」「味噌ジン」はもうすでにあるし、
「ネギジン」「海苔ジン」「ニラジン」「トマジン」
「イカジン」「エビジン」「胡麻ジン」「ウドジン」「柚ジン」「梅ジン」「キビジン」
「鍋ジン」「蕎麦ジン」「ピザジン」「パンジン」「餅ジン」「カツジン」
大根おろしをかけた「雪ジン」とか、とろろ芋をかけた「芋ジン」とかね。
・・・・あ、ふざけてなくて、大真面目に「シン・〇〇」に対抗してます!笑
それとも、今は時代の大きな転換期だで「シン・ジンギス」をつくるか…。
オラは今年64歳。「破瓜」と呼ばれる年だが、
功成当在破瓜年って言って、
何か殻を破って成功を収めるらしいんだけど、転換期どうなることだか…