「お肉のよもやま話」料理で再発見!お肉の魅力、おいしい秘密 2024年11月号 | 【ジンギスカンと天然ジビエ/肉のスズキヤ】

肉のスズキヤブログトップ

「お肉のよもやま話」料理で再発見!お肉の魅力、おいしい秘密 2024年11月号

週刊いな「お肉のよもやま話」2024.11.28
今回「ひとりすき焼き」のお話!

 

ひとりすき焼き
この秋、東京・新橋に新業態の「ひとりすき焼き」の店舗がオープンするみたい。
なんと、現状では「野菜なし」で「調理スタッフが焼いてくれる」コンセプトのようだに。
運営する会社は「いきなりステーキ」やっとったとこ。

「肉好き」にとっちゃあ、至福の時間かも。
目の前で、霜降りの牛肉を、調理人が焼いて味付けしてくれて、それを溶き卵で食べる。
肉を頬張って、炊き立てのご飯と一緒に味わう。
シンプルで力強く、ダイレクトに肉のうまさを味わえるかも。

「わざわざグルメ」っちゅって、お客さん自身が料理を仕上げるタイプの飲食店がある。
焼肉もそうだし、自分で揚げる串揚げの店、レモンは絞るドリンクの店とか、
楽しみながら体験できるグルメがあるんだけど、
オラはどっちかっちゅーと自分でやるタイプは、仕事みたいに気合が入っちゃうから、
プロの衆にやってもらうほうが好き。

女房殿は、若い時分に、着物を着た仲居さんが
一枚ずつ焼いてくれる店に連れてってもらった時、
緊張したり、無言の時間が気になって無駄に話しかけちゃったりして、肉の味がわからんかったって。
まあ、楽しみ方は人それぞれだわなあ。

久住昌之氏の人気シリーズ「孤独のグルメ」の原点と言われる伝説の漫画「かっこいいスキヤキ」。
去年、竹内力が主演でスペシャルドラマも放映された。
すきやきをめぐる「肉ばかり食いまくりたい」肉を巡る攻防、葛藤のコメディだ。

スキヤキといえば主役は肉。
白菜もしらたきも豆腐もそれなりに
いい仕事はするが所詮は脇役の扱いがすきやき。
だから、「野菜なしひとりすきやき」は、
ど真ん中直球の「かっこいいスキヤキ」だなとオラは思う。

でも、オラが思う1番かっこいい「ひとりすき焼き」は
ゴボウがよく合う「馬肉のすきやき」だ。
馬肉とゴボウとネギと玉子。このシンプルな組み合わせは、相当にうまい。
馬肉が食文化として残る地域じゃ、ゴボウと合わせるのは王道だで。

 

馬肉のすき焼き鍋は「桜鍋」という。
桜鍋は、明治の文明開化で肉食文化の広まりとともに生まれた。
桜と言えば、お花見だが、みんなでワイワイ楽しむお花見もいいけれど、
あえてひとりで楽しむ一人花見を好む人も多いと聞く。
桜の美しさや季節の移ろいがひとりだと、より一層味わい深く感じられるのかも。
桜鍋、桜すき焼きも、みんなでワイワイもいいが、
ひとりで、馬肉の深い味わいを感じるのも良いなと思う。
なんだか、すごくかっこいいひとりすき焼きだぞぉ。

 

信州では昔はすき焼きといえば馬肉が当たり前だったって聞く。
いまは、牛とかに押されているが、
ヘルシー志向の高まりもあって、脚光を浴びとるようだ。
低カロリーで、もたれないヘルシーな馬肉のすき焼き。

1人でも大勢でも良いで、味わってみてな。馬いに。

投稿日:   カテゴリ: ▽ブログ  タグ:   投稿者: 鶏平

「お肉のよもやま話」料理で再発見!お肉の魅力、おいしい秘密 2024年11月号 | 【ジンギスカンと天然ジビエ/肉のスズキヤ】 ニンニクと信州味噌を隠し味とした秘伝のタレを揉み込んで作るジンギスカン【遠山ジンギス】の肉のスズキヤです

Copyright©【ジンギスカンと天然ジビエ/肉のスズキヤ】,2024 All Rights Reserved.