「お肉のよもやま話」料理で再発見!お肉の魅力、おいしい秘密 2025年1月号
週刊いな「お肉のよもやま話」2025.1.30
今回は新商品の「味付 皮・キンカン」のお話!
鈴木金七郎の奇跡とキンカンのキンちゃんジンギス
京都・清水寺で発表される、日本漢字能力検定協会の2024年の漢字は「金」でした。
パリ五輪・パラリンピックでの日本人選手の活躍や
佐渡金山の世界遺産登録など、光り輝く「キン」。
政治の裏金問題や闇バイトによる強盗事件、物価高騰など
ネガティブな「カネ」という2つの意味だって。
ほいで、「金」が選ばれるのは2000年、2012年、2016年、
2021年に続き5回目で、過去最多!
「キン」といえば、我が家では坊主が錦花鳥(キンカチョウ)の
「キンちゃん」って雄を飼ってる。
響きが同じなんだけど、オラは昔から、
「欽ちゃん(萩本欽一)」が好きだ。
オラにとっては結構ヒーローだな。(実はオラの駒澤大学の後輩。
73歳で駒澤大学に入学したから)。
オラは、昨年末、鈴木家発祥の地・和歌山で開催された
「全国鈴木サミット」に参加した。
鈴木一族っちゅーのは、なかなかスゴイな、
歴史上けっこうなヒーローがいっぱいおる。
現在も有名な活躍されておる方も多くて、
オラも名に恥じぬ生き方をせねばと思ったに。
そこで、少し聞きかじったのが、「長篠の戦い」のヒーロー鳥居強右衛門のほかに、
もう一人、鈴木金七郎(重政)も、
同行するよう命が下されていた事実。
泳ぎが達者で、土地勘があり、狼煙をあげる手筈を
心得ていた者だったことから選ばれたそうだ。
鳥居強右衛門とともに大役を成し遂げた金七郎は、岡崎城に戻り、
帰農したと伝えられている。
強右衛門が「武士の鑑」とされたのに対して、
金七郎の存在は知る人ぞ知る状況になってしまった。
ただ、その子孫が今も存命で、金七郎の功績を見直そうとの
機運が高まりつつあるんだって。
去年の漢字にも「金」が選ばれたことだし、
「金」七郎にも光が当たって欲しいぞぉ。
さて、昨年末に「平成の大合併から20年」というテーマで
取材を受ける機会があった。
2005年10月に飯田市に編入合併した旧上村と
旧南信濃村(オラが結婚した年)
20年は成人の年だな(法改正で変わったけど)、
去年は20年ぶりに新紙幣になったけど、
紙幣もだいたい20年間隔で変わる。
伊勢神宮の「式年遷宮」も20年間隔だ。
20年に一度とすることは、深い意味があって
1300年前に第40代天武天皇がお定めになった。
初めて式年遷宮に携わることになる20代の若者は、
棟梁や先輩たちから技術と工法を学ぶ。
2回目に携わる40代。自分の下の後輩に自分の持っている技術、
知恵を伝え、棟梁として有り様を学ぶ。
3回目に携わる60代。棟梁として、すべてを取り仕切りる。
この流れが、30年ごと、40年ごとじゃ、経験値が上がらない。
20年ごとに式年遷宮を行うというのは千「金」に値する
日本人の素晴らしい知恵なんだに。
オラのヒーロー欽ちゃんは「ダメなときほど運はたまる」と言った。
鈴木金七郎も歴史的には評価されてこなかったが、
子孫は粛々と続き、今になって見直されている。
式年遷宮のように長いスパンで物事を捉え
どんな時も黙々と粛々と続ける先に明るい未来があるようにも思う。
オラは昨年末鶏のキンカンと鶏皮にスズキヤ秘伝のタレで味付した
「味付 皮・キンカン」をつくった。
果実の金柑も「金冠」に掛けられて、黄金のような、まばゆい色で、
富を象徴しているお正月の定番食材。
そんな縁起の良い金柑と鶏のキンカンで
Wキンカン料理を女房殿が作ってくれた。
「鶏のキンカンと金柑の甘辛煮込み」別名「キンカンのキンちゃんジンギス」だってさ。
まあ、オラんとこは、こんな明るいような話題を提供して、
黙々と、時に脱皮再生していく店でおりたいな。
謂れは不明だけど、遠山郷にゃ「金」七の滝っちゅーのもあるで、
あったかくなったら見に来てくろえ。
■味付 皮・キンカン 250g
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