2017年11月のお便り
11月のお便り
長野県の家畜の出荷を40%占める南信州は、肉好きが多く、飯田市などは「焼肉の街」で有名です。
飯田の奥座敷、遠山郷の肉屋であるわが家は、1日2食は肉ですに。朝食でも肉を食べますが、加熱すると白くなる鶏肉や豚肉を使います。鶏スジのスープ、豚ジンギスのサラダとか。
さて、旧暦の霜月、12月に入ると、遠山郷では10の集落それぞれで霜月祭りが始まります。日本中の神々をお招きして、お湯を差し上げて、神々との交流で、生命力をつけるという祭りで、映画「千と千尋の神隠し」のモデルにもなった。この祭りの前の40日間は、肉断ちをする氏子もいます。
オラも氏子だけで、毎日2食は肉で断ちません。「清めたまえー。」とおはらいをしてもらえるから、問題ないんだに。山で生きて来た所だから、ネギ様や氏子で猟師の人も多い。
11月15日から狩猟解禁ですが、今年は山の実が多いので、良いモノが入ってます。
肉の鈴木屋 若旦那