2017年5月のお便り
5月のお便り
真夏日が続いたと思うと、梅雨冷えのような日々だったりで、変な5月です。お肉を食べましょう。
さて、オラは山の肉屋ですが、人の気持ちと生き物の命を大切にしたいと思ってます。
去年の秋、自動車にひかれた、卵を授かったメスのカマキリを何匹も見つけたので、息子と、見つけたら保護することにしました。
4匹のメスが虫カゴの中で卵を産み、この春、5ミリ位のコドモが400匹くらい出て来ました。ウチの小学3年の息子は、アブラムシを捕って与えたり霧吹きで水をやったり、お世話しました。ただ、生き残ったのはたった1匹で、3回ほど脱皮して2センチまで成長してくれました。
カマキリの成長に応じて、エサの虫の大きさも変えなくてはいけないし、生きたものしか食べないので、お世話も大変なんですが、2日エサを与えることができず、2センチのカマキリは死んでしまいました。ウチの子は、「カマキリさん、ゴメンナサイ。」と泣きました。私は、「カマキリさん、生きる事やお世話する事の難しさを教えてくれて、アリガトウございます。」と念じました。
肉の鈴木屋 若旦那