2016年11月のお便り
11月のお便り
今年は紅葉狩りと言うより、枯葉見物みたいな山の粧いで、残念でした。
さて、幾つかの飲食店やホテルや団体で産地別「猪の食べ比べをしたいので・・・」という注文が入りました。
猪肉の味を決めるのは山の実りと「寒さ」ですので、同じ時季なら実は、より寒い地域の方が有利なんです、に。
信州長野県は、11月15日に狩猟が解禁されました。去年は全県的に、ドングリの生り年でした。
生り年の翌年は不作と決まってるはずだけど、今年は不作の山と、実の多い山に分かれたようです。里山や不作の山は猟がうすく、実の多い山や、より高い近山や奥山は、上物が豊猟です。
猟が始まると、山の肉屋は仕事は激増しますが、忙殺されないようにしたいです。幸いオラは、雪虫が舞うのを見つけたり、セグロセキレイがエサを食べに来ることで、ハッピーな気分になれるんです、に。
肉の鈴木屋 若旦那 直筆